理科講義ノート

共有結合と価電子

前のページ

共有結合と価電子

  1. 共有結合のでき方

次のページ

共有結合のでき方

共有結合を作る元素とその電子

  1. 電子を失いにくい非金属元素どおしの結合
  2. 最外殻電子の数を価電子という。
  3. 最外殻電子の数が希ガスの最外殻電子と同じになろうと電子を共有する。
  4. 水素を除き、次の希ガスの最外核電子数は8個である。
  5. ペアになって結合に関わらない電子を孤立電子対という。
  6. 共有結合に関わる電子を不対電子という。
  7. 不対電子の数を原子価という。

以上を元に、分子が作られる場合について再確認してみよう。

水素分子(H2)
ヘリウム(He)の最外殻電子は2個であるが、水素はひとつであるため、そ一個を共有することでヘリウム方の電子配置になる。
原子価と価電子
塩素分子(Cl2)
価電子の数は7個であるので、共有結合に関わる電子は1個(原子価は1)、その一個を共有して塩素分子を作る。
原子価と価電子
水(H2O)
酸素の価電子の数は6個であるので、共有結合に関わる電子は2個(原子価は2)、その一個を水素と共有して水分子を作る。
原子価と価電子
アンモニア(NH3)
価電子の数は5個であるので、共有結合に関わる電子は3個(原子価は3)、その一個を水素と共有してアンモニア分子を作る。
原子価と価電子
メタン(CH4)
価電子の数は4個であるので、共有結合に関わる電子は4個(原子価は4)、その一個を水素と共有してメタンア分子を作る。

希ガスを除く非金属元素の単体はこのようにして分子を作る。



First Published
2006-04-01
Last Modified
2006-04-08 12:00:00 (JST)
© TESHIMA Shizuka 2007 - 2010 All Rights Reserved mailto:Shizuka@ichiya.com

Valid XHTML 1.1!    Valid CSS!   Another HTML-lint gateway