理科講義ノート

生物の行う化学反応

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生物の行う化学反応

  1. 生物の行う化学反応
    1. 酵素
    2. 生体内反応の特色

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生物の行う化学反応

生物は酵素という触媒によって化学反応を行う。触媒とは自分自身が変化せずに反応を進行させる物質。

酵素

酵素はタンパク質からなる生体内の化学反応を助ける触媒であるが、次のような特性をもつ。

酵素には次の特徴がある。

  1. タンパク質であるため、タンパク質の一般的な性質に従う。
  2. 基質特異性をもつ。特定の物質、あるいは物質の特定の場所にのみ機能する。
  3. 特定のpH、温度などの条件がある。

対象となる物質あるいは部分を酵素の基質といい、この性質を酵素の基質特異性という。

• 触媒する反応の方向も決まっている

• 常温・常圧で作用する。

• タンパク質の一般的な性質に従う。(酸やアルカリ、高温に弱い)

生体内反応の特色

生物の生命活動にともない、色々な物質を分解したり合成するが、それが人の目的にとって有効なものなら、それを発酵という。逆に有害となる場合は腐敗という。(食物学での説明で化学では別の定義があるが省略する。)

食物

食物には、炭水化物(糖質・糖類)と脂質(油脂)、タンパク質などの三大栄養素と、無機栄養素やビタミンがある。



First Published
2006-04-01
Last Modified
2006-04-08 12:00:00 (JST)
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